標高256m、北側の登り口から登り始めると、スギやヒノキに囲まれたつづら折りの急坂が続きます。峠付近には茶屋跡や1756年に祀られた宝暦地蔵があります。伊勢神宮を出発して初めて本格的な古道の峠道を感じられます。

その昔、巡礼者は八柱神社の川岸に向かい、宮川を舟で渡っていました。三瀬坂峠側の対岸には伊勢神宮内宮の摂社である多岐原神社が鎮座しています。1955年頃に姿を消しましたが、2009年、地元の三瀬の渡し保存会により復活しました。乗船するには予約が必要です。

大台町観光協会
予約:5日前までに電話で予約が必要です。
電話:0598-84-1050
料金:5名以上 1名500円(5名未満の場合も2,500円で体験可能)
Eメール:info@web-odai.info

標高120m、伊勢神宮から歩き始めて伊勢路最初の峠です。北側の登り口から登り始めると、舗装された道から土の道に変わり、昔の荷車の通った後と思われる轍わだちの跡がくっきりと刻まれています。また、峠付近には竹林が生い茂り、千枚岩を掘削した切り通しが残っています。
南側の登り口は、森林に覆われた低い山が並び、宮川沿いにある牧歌的な集落に通じています。1934 年にトンネルが整備されるまでは、ここが主要道路でした。

外宮から西へ2kmの地点で、道は伊勢神宮を参拝する前に身を清めた神聖な宮川と交差します。1897年、鉄道橋である宮川橋梁と1911年に木橋の度会橋が建設されるまで、渡し舟がありました。多くの掛茶屋が軒を並べて賑わい、柳の木が多いことから、柳の渡しと呼ばれていました。さらに下流には、桜にちなんで「桜の渡し」と呼ばれる別の渡し場がありました。現在では約700本の桜があり、日本さくら名所100選のひとつです。
宮川は全長91km、流域面積920km²の伊勢湾に注ぐ大河川です。その源流は、三重県と奈良県にまたがる大台ヶ原であり、年間4800mmを超える膨大な量の雨が降ります。そのため、洪水が発生しやすく、江戸時代から宮川堤をはじめとして、多くの堤防が築かれました。式年遷宮の御白石持行事で使用される石は、宮川から採集されます。

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