町の賑わいを抜け、静寂の巡礼道へ
伊勢神宮で旅の無事を祈り、おはらい町の賑わいを抜け、巡礼の道へ。町から遠ざかるにつれ、穏やかな田園風景が広がり、景色はやがて古道らしい峠道へと続きます。女鬼峠や三瀬坂峠を越えると、深い森と静寂に包まれた瀧原宮が厳かにその姿を現します。
巡る、安らぐ。 そしてまた巡る。
宿から宿へ、 千年の時を紡ぐ巡礼の道
深い緑に包まれた石畳の道を、
一歩、また一歩と進む。
かつて、
多くの人々が祈りを胸に歩いたこの道は、
今もなお変わらぬ姿で、旅人たちを導いています。
伊勢路は、豊かな表情を見せる道。
山では木々の息吹を感じ、
海では穏やかな波音に耳を傾ける。
春の若葉、夏の深緑、秋の紅葉、
冬の凛とした空気。
移ろいゆく四季の鮮やかな彩り
日が暮れたら、古道近くの宿で一息。
地元の山の幸、海の幸に舌鼓を打ち、
同じ道を往く人々と言葉を交わしながら、
一日の疲れを癒やしていく。
伊勢路を歩く体験は、
単なる観光にとどまりません。
千年の時を受け継いだ道と宿が、
あなたを新しい自分との出会いへと誘います。
伊勢の神宮から 熊野三山へ 紀伊半島を縦断する
熊野古道 伊勢路
山を縫い 海に沿って 伊勢路を往く
千年続く 巡礼の道
伊勢神宮で旅の無事を祈り、おはらい町の賑わいを抜け、巡礼の道へ。町から遠ざかるにつれ、穏やかな田園風景が広がり、景色はやがて古道らしい峠道へと続きます。女鬼峠や三瀬坂峠を越えると、深い森と静寂に包まれた瀧原宮が厳かにその姿を現します。
ツヅラト峠や馬越峠では、石畳に刻まれた巡礼の歴史の深さが感じられます。伊勢路最大の難所・八鬼山を登ると、熊野灘の碧い海と、旅の果てに待つ熊野の山々が姿を現します。道は熊野古道の風情を残す港町や、潮風を感じる七里御浜へと続きます。
七里御浜の波音を側に、花の窟で日本最古の神話に触れる。波に削られた鬼ヶ城の岩肌を前に、熊野に刻まれた歳月の深さを想う。丸山千枚田では、人々の営みが生み出した風景に心を奪われる。熊野三山へたどり着くまでの歩みそのものが祈りとなる、巡礼の終着点。
『伊勢路巡礼ガイド』は、熊野古道伊勢路を巡礼する方のための情報サイトです。伊勢から熊野へと続く道のモデルコースとともに、踏破に不可欠な宿泊施設や見どころスポットの情報もご紹介しています。旅の計画を立てる際に、ぜひお役立てください。