古里から道瀬の間にある海岸線をたどる土道で、明治時代に開かれました。展望台からは熊野灘に浮かぶ美しい「紀伊の松島」が見渡せます。江戸時代には、現在のJR紀勢本線の海野トンネル上にある鋸坂が山越えのルートとしてありましたが、鉄道敷設などによって、使われなくなりました。

標高73m、スギとヒノキに覆われたなだらかな峠です。北側の登り口には地蔵が立っており、登り口の南側は平方峠とも呼ばれる小さな峠です。

伊勢から熊野三山を目指す巡礼者が、初めて熊野の海を目にした見晴らしの良い沖見平には、江戸時代の紀行作家である鈴木牧之が詠んだ二句の木板が立っています。4月から5月にかけてはオンツツジの群生が咲き、新緑に鮮やかな彩りを添えます。

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