日本の棚田百選のひとつで、大小の水田1,340枚が折り重なっています。1601年には2,000以上の水田がありましたが、過疎化により1992年には530枚まで減少しました。そこで、地元住民の保存活動が展開され、現在の数に回復しました。毎年、30,000円を寄付すると、その年に自分の水田を持つことができるユニークなオーナー制度があり、田植えや稲刈りに参加することができます。また、毎年6月になると虫送りと呼ばれる行事があり、虫を追い払うために松明、太鼓、鐘を持って夜の棚田を歩きますが、その光景が幻想的であることから、多くの人が訪れる夏の風物詩となっています。