日本最古の湯ともいわれ、その歴史は4世紀頃に発見されたことからはじまります。後に歴代上皇の熊野詣(熊野御幸)によってその名が広く知られるようになり、巡礼者らは旅の途中、湯の峰で湯垢離(ゆごのり)を行い、聖地での禊ぎと旅の疲れを癒しました。今も昔ながらの温泉情緒を残し、川沿いの湯筒では卵や野菜を茹で、温泉ゆで卵などを楽しむことが出来る温泉街です。
1337年、後醍醐天皇が金山発掘を手掛けた際に湧出したとされ、その後、鉱山開発により枯れてしまいましたが、鉱山閉山後にボーリングをしたところ、再び湧出し1979年に湯ノ口温泉として復活しました。
熊野川の支流、大塔川に面する温泉街です。目の前の川原を掘ると、川底から70度以上の源泉が湧き出し、川の水を混ぜることでオリジナル露天風呂が出来上がります。冬には川の一部をせき止めた大露天風呂「仙人風呂」が楽しめます。
一度に500人が入れるという西日本最大級の源泉かけ流し露天風呂がある温泉地です。宿泊だけでなく、日帰り入浴も可能です。無色透明のナトリウム炭酸水素塩泉で美肌効果があるといわれています。
つぼ湯は熊野詣の湯垢離場として世界遺産に登録された入浴できる温泉です。日によっては七回も湯の色が変化するといわれ、1~2人で入るといっぱいになる天然岩のお風呂です。
紀宝町のウミガメ保護啓発の拠点で、全国で唯一、ウミガメを観察することができる道の駅です。プールで泳ぐ3種類のウミガメや、オサガメの剥製などを無料で見学することができます。また、物産館では、地元でとれた新鮮な野菜や、1年を通して収穫することができるみかんなどの柑橘類、お土産類などを販売しています。
目の前に世界遺産・熊野古道「浜街道」が広がり、3階のレストラン「ごちそうダイニング」では、その景色を眺めながら新鮮な海の幸・畑の幸が堪能できます。また地場産直売場では、四季折々のみかんや紀州の特産品を販売しています。
本宮道を歩く際の拠点として利用ができ、ここからは熊野市駅、阿田和駅、瀞流荘 に向かうバスが発着しています。また、隣接する熊野市役所紀和総合支所からは 予め電話で連絡しておくと乗車ができるデマンドタクシーがあり、志古に近い新 宮市熊野川行政局まで移動することもできます。